Acty-G1/G2を外部給電で使う場合の注意事項

外部給電での運用(バッテリー搭載)

外部給電でActy-G1/G2を動作させることが可能です。電源供給は一般のスマホと同様な、5V/1AのmicroUSB端子になります。

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ACアダプターは付属しておりませんので、信頼性の高いものを独自に調達してください。


Acty-G1/G2には常時給電中でもバッテリーに対して、短い周期での充放電を繰り返さないような仕組みが込まれており、バッテリーの長寿命化と安全性に配慮されていますが、長期の常時給電運用の場合は、1年半を目安に早めにバッテリーは交換してください。

外部給電連動で起動とシャットダウン

 外部給電と連動してActy-G1/G2を起動とシャットダウンさせることができます。この場合は専用のファームウェアの搭載が必要ですので、ご購入時にご指定ください。

バッテリー非搭載での運用

バッテリーを搭載しないで、外部給電のみでご利用いただくことも可能です。この場合はバッテリーリスクがゼロになるメリットがありますが、以下の点にご注意ください。

1. 電池を搭載していないと、外部給電が途絶えた瞬間に、システム電源が失われるので、システムファイルを破損する可能性がある。運用中にファイルに書き込みしない工夫や、外部給電が頻繁に途絶える環境は避ける必要がある

2. バッファとなる内蔵電池がないため、外部給電の電源仕様がシビアになる。5V/2A以上の余力のある電源と、ケーブルによるロスを考慮して高めの電圧設定が必要。Acty G1/G2の端子での測定で4.75Vを下回らないようにする。

車載でお使いの場合、電源環境が厳しいため、バッテリー非搭載でのご利用はお勧めしていませんので、ご注意ください。

ACアダプターの信頼性

一般のスマホでは、1日一回程度の充電にのみ使われ、通常は給電されずに放置されます。これに対して、Acty-G1/G2を業務用途でIOTゲートウェイ的な使い方の場合、外部給電で運用する場合は、ACアダプターは24時間365日動作状態になります。電源の製品寿命や信頼性は動作期間や温度に大きく依存します。このため業務用途でお使いの場合は、ご利用環境に合わせて、信頼性の高い製品をご用意ください。これがActyシリーズには、標準でACアダプターを添付していない理由です。

車載でシガーアダプタでの利用はさらに注意が必要

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市販のUSB電源アダプター 

以下のような安価な海外製の民生品でも動作しますが、上記の通り、長期間の運用については保証されていませんのでご注意ください。