UM-50をBLEビーコンとして利用する

アプリによりBLEビーコンタグとして作用させる

UM-50は標準機能で、B LEビーコンの発信機能はあり、簡単にAC給電のできるBeaconタグとして作用させることができます。BLEビーコンの利用時に必要な、送信間隔と送信出力の設定が可能です。

 1. UM-50の準備 

UM-50のBLE機能切り替えスイッチを下の写真の様に[3]に設定して、「BLE OUT」の状態にします。  

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各設定は下記の表の通りです。

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ビーコン送信を停めるときは、一度電源を落としスイッチを[2]の位置にします。 

 

2. UM-50へ接続 

UM-50をAC電源、もしくはMicroUSBからのDC電源(5V)に接続して、起動します。
起動後に、PCなどからUM-50のWi-Fiアクセスポイントに接続します。
SSID : UM-50
セキュリティ(パスワード) : なし (工場出荷設定時)

 

3. 設定画面にログイン

UM-50に接続後、ブラウザを開き、URLに「192.168.1.1」と入力し、設定画面にログインします。下記の様な画面が表示されますので、ユーザー名とパスワードを入力します。
ユーザー名 : admin
パスワード : admin

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ログインすると下記の様な簡易メニューが表示されます。

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4. BLEの設定

簡易メニューの右上の[Advanced]をクリックし、下記のAdvancedメニューを表示させ、左側の項目選択から、BLEを選択します。

[Advancedメニュー]

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BLEの項目を選択すると下記の様に表示されます。
[BLEの設定画面]

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[設定可能な項目]

設定可能な項目は、UUID、Major、Minor、Mesaured Power(Tx Power)、Output Power、Intervalで、Output PowerとIntervalは項目から選択します。

■Output Power(電界強度の出力)
・- 23dBm
・- 6dBm
・ 0dBm
■Interval (送出間隔)
100mS、500mS、1S、3S、5S、7S、10Sの選択が可能です。

 

[BLE設定画面]

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項目を設定した後、下の[適用]を選択して、項目の書き込みを行います。[保存中]とダイアログが表示され、[保存に成功]と表示されることで、BLE設定は完了です。
この時点で、BLEビーコンは発信されています。ここでは、例として下記の値を設定しました。

UUID : 01234567-0123-0123-0123456789abcdef
Major : 01234
Minor : 01234
Measured Power : -68dBm
Output Power : -23dBm
Interval : 100mS

[保存中の画面]

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5. BLEビーコンの確認

他の端末から、UM-50が送出しているBLEビーコンを確認すると、下記の様に設定した通りに表示されています。

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