Acty-G1/G2 バッテリーリスクについて

スマホとバッテリーリスク

スマートフォンを常時DC給電しながらIoTゲートウェイとして使われる場合の、バッテリーリスクについてご案内しています。

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Acty-G1/G2でのバッテリー制御について

Acty-G1/G2はスマートフォンと同じく携帯電話ベースのプラットホームで、Android OSを搭載していますが、IoTゲートウェイや車載でのGPSトラッカーとしてのご利用を考慮した設計になっており、安全な連続運用が可能になっています。

一般のスマートフォンの構造

スマートフォンタブレットは、バッテリーなしで、直接外部電源から本体を駆動することはできません。この構造のため、外部電源をつないでいても常にバッテリーから給電されるため、バッテリー残量がないと利用できません。

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スマートフォンを常時給電状態で使う場合

スマートフォンの通常利用では常時給電は行われませんが、常時給電するとバッテリーに対して、浅い充放電を頻繁に繰り返すことになり、充放電サイクルが加速され、バッテリーへダメージの蓄積が進みます。

 

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Acty-G1/G2の構造

バッテリーなしで、直接外部電源から本体を駆動することが可能な設計になっています。

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Acty-G1/G2でバッテリーを利用した場合

バッテリーは外部電源が落ちた期間に、UPS(無停電装置)的に動作するため、充放電の頻度が著しく低くなり、バッテリーへのダメージが最小化されます。

 

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バッテリーなしで運用する場合の注意点

 バッテリー無しで運用する場合のDC電源の要件は5V/2Aとなります。この場合、スマートフォン用のケーブルの中には損失が大きいものがあり、電圧低下によりActy-G1G2の入力電圧要件を満たさないことがあります。
 5V/2Aの出力に対応したACアダプターならびにUSBケーブルの選定をお願いします。また、バッテリー無しでの利用はバッテリーありに比べて電源要件がセンシティブですので、事前に検証してください。
 またACについても、常設で常時給電で長期間の利用を想定される場合は、ルーター用に使われているような長寿命設計のACアダプターAC-DCコンバータ搭載:RSンポーネンツなどで市販の電子製品)をお勧めしております。

 

まとめ

業務利用時は、バッテリー非搭載での運用がもっとも安全(バッテリーリスクゼロ)です。

バッテリーを搭載すると、本体の電力消費が急峻に変動(携帯無線通信のため)することや、外部電源の瞬断やノイズを考慮すると、搭載バッテリーが電源変動の緩衝材として働くので、信頼性が向上します。

Acty-G1/G2のバッテリーはUPS(無停電装置)的な動作であり、電源変動の緩衝材としての役割を果たしながら、通常は待機しているだけで充放電の頻度が極めて少なく、バッテリーリスクが大幅に低減されます。