Acty-G1/G2は独自のアプリをインストールしていただき、サービス運用を行うことが一般的です。この独自アプリを一台ずつインストールしたり、SIM情報などの初期設定を行う出荷時の作業(キッティング)を出来るだけ簡略化するための自動化の仕組みは、以下のようなものをご提供しています。
元来、Acty-G1/G2は組み込みシステムであり、出荷後にOSやアプリを自動で更新することは推奨していません*1が、独自にアプリにその機能を組み込んで、運用いただくことは可能です。Androidアプリのアップデートを行う場合、ポップアップメッセージが表示されるため、画面上でのユーザー操作が必要になりますが、Acty-G1/G2ではそのポップアップメッセージが表示されないようになっており、画面上での確認操作は必要ありません。このため通常のセルフアップデートの方法で自動更新は実現できます。
独自に開発いただくことが可能ですが、お出来にならない場合は、弊社から個別にご提供するCovia_G1_Help_Install_APKを使って実現することも可能です。サーバーを用意し、そこに更新ファイルを格納し、更新があるかどうか照会し、あればダウンロードする仕組みは独自にお作りください。Covia_G1_Help_Install_APKはダウンロードされた更新ファイルを指定して、当該のアプリをアップデートするものです。
Covia_G1_Help_Install_APKの利用方法
1.お客様アプリに、Covia_G1_Help_Install_APKを利用するためのコードを追加し、Acty-G1/G2にインストールします。*2
2.Covia_G1_Help_Install_APKをActy-G1/G2にインストールします。
3.アップデートファイルを/sdcard/download/にダウンロードします。*3
4.お客様アプリ内からCovia_G1_Help_Install_APKを呼び出すと、アップデートが実行されます。
*1
アップデート確認などの操作系を持っておらず、自動運営されるデバイスであることや、IOT用のSIMなどは帯域や容量の制限があるため、自動更新には適さないことが多いためです。
*2
ソースコードを提供いたします。アップデートファイル名とファイルの格納先を変更してご利用ください。
*3
アップデートファイルはapk形式で、下記コードで示す場所と名称で格納してください。
intent.putExtra( "FILE_PATH"、 "/sdcard/download/sample.apk")