Acty-G3 指定シャットダウン&ウェイクアップ(固有の機能)

指定シャットダウン&ウェイクアップ

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Acty-G3をバッテリーで長時間運用させたい場合は、動作中以外の期間をパワーオフ(ベースバンドオフ)させておき、必要なタイミングでウェイクアップさせることが必要になります。これを実現するためのスケジュール機能を実装したサンプルソースコードをご提供していますが、一般公開はしておりません。ご入用の場合は、弊社営業担当にご依頼ください。スケジュール機能へのアクセスにはsystem permissionが必要なため、この機能を使うapkはcovia keyで署名されている必要があり、keyを一緒にご提供します。

 

このサンプルアプリでは、無限に繰り返し動作にならないように、起動後のapkを起動は止めており、一回限りの動作になっていますが、ソースコードのコメントに従い、自動起動させるように修正できます。起動後に、"Intent ACTION_BOOT_COMPLETED"を使って、所定のapkを起動してください。この修正を行うと複数回の繰り返しができますが、しばらくすると何らかの要因でサービスが停止し、連続してシャットダウンが行われなくなります。この時点でアプリを手動で再起動していただければ、またしばらくは動作します。このサンプルコードにはサービス停止時の復旧手順は組み込まれておりません。サンプルコードはalarmmanagerを使ってシャットダウンから起動させる方法を解説するためだけのもので、例えばサービスが停止させられた場合の復旧など、実実運用にあたっては、こうしたケースも考慮して実装していただく必要がありますので、ご注意ください。サービスとして実装するには、サービス停止に対する配慮が必要になりますが、より動作の信頼性を上げるためには、foreground serviceに指定して、独自のprocess nameをつけていただくほうが良いと思います。

 

動作説明

G3_Wakeup_Test-WakeupTime_signed.apk

  1. 3分後にG3をシャットダウンし、入力する指定時間後に再起動させる。

Covia Alarm

 

注意事項

  1. スケジュール機能を呼び出すapkは、covia keyで署名されている必要がある。
  2. 起動のために追加されたalarmmanager.setExact(7, cal.getTimeInMillis(), pendingintent);は、システムの起動にのみ有効であり、他のスケジュール動作には使用できない。
  3. 指定できるのは起動を開始する時間であるため、Androidの起動に要する時間は独自に考慮いただく必要がある。
  4. スケジュール動作には充電されたバッテリーが必須であり、バッテリー残量が0になったり抜き差ししたりすると、設定されたスケジュールは失われる。

 

アプリのダウンロード

アプリは下記からダウンロードできます。

■指定シャットダウン&ウェイクアップ

https://product-family.s3.amazonaws.com/stargate/Acty-G3/G3_Wakeup_Test-WakeupTime-OneTimeOnly.zip