Acty-G3の内蔵センサー

Acty-G3は、内部に加速度センサー、ジャイロセンサー地磁気センサー、温度センサーを内蔵しており、一般のAndroid APIを通じて以下の様な値を読み出せます。実際のサンプリング周波数はお造りいただくアプリに依存しますが、通常は最速設定での読み出しが可能です。

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加速度センサー

センサー軸 : x,y,z方向 3軸
出力範囲 : 39.2m/s^2 ( 4G )
分解能 : 0.0012m/s^2 (0.0001G)
サンプリング : 100 [Hz](最速設定)
出力型式 : +/- dd.dddd m/s^2 (d: 実数)

角速度(ジャイロ)

センサー軸 : x,y,z方向 3軸
出力範囲 : 34.907[rad/s] (2000deg/s)
分解能 : 0.001 [rad/s] (0.057deg/s)
サンプリング : 100 [Hz](最速設定)
出力型式 : +/- dd.dddd rad/s (d: 実数)

地磁気センサー

センサー軸 : x,y,z方向 3軸
出力範囲 : 4900uT (49.00G)
分解能 : 0.6uT (0.006G)
サンプリング : 50 [Hz](最速設定)
出力型式 : +/- dddd.dd uT (d: 実数)

内部温度センサー(基板に実装)

内部温度センサーは筐体内の温度を測定しています。外気温とは一定の相関関係はありますが、自身の発熱があることと、ケースに覆われていることにより、外気温の追従性が悪く、変化に時間がかかります。内部温度センサーは55度になるとバッテリー温度超過の警告が表示され、60度に達すると自動的にシャットダウンします。アプリやサービスが、この警告表示で動作停止しないようにご注意ください。

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常時給電時のバッテリー温度

Acty-G3はバッテリー無しでの動作ができなくなっており、必ずバッテリーの搭載が必要です。バッテリーの搭載により、電圧変動や瞬停に対する耐性は高く、外部給電が途切れた間は内蔵バッテリーに瞬時に切り替わり、動作が継続できます。常時給電が前提の運用では、フル充電状態のバッテリーに対しては充電は行われないため、バッテリーー充電による発熱はありません。

周囲温度測定 

 Acty-G1/G2では外部温度センサープローブが接続できる専用コネクタがありましたが、Acty-G3では廃止されています。周囲の温湿度測定には、BLEインターフェースのBC-10がお使いいただけます。

 

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