Acty-G3には標準で1800mAhのバッテリーが搭載されており、オプションでは大容量バッテリーパック(5,200mAh)も搭載することができます。
1日に2回だけタイマーで起動して、その時点の位置情報をGPSで測位し、SIM通信でサーバーに情報を上げたら、すぐに自動で電源を落とすという動作を繰り返した場合のバッテリー寿命が5ヶ月です。常時ビーコンの監視などを行うゲートウェイとしての動作の場合は、バッテリー駆動ではなく、DC常時給電でお使いください。DCジャック(推奨)またはUSB TypeC端子からも給電ができますので、長時間の連続動作が必要な場合は、端子からDC給電してください。
タイマー起動してGPS計測の例
Basebandオフモードからタイマー起動(コールドブート)し、GPS測位、アップロードを行うサンプルケースは以下の通りです。
1サイクルの動作の各動作時間と消費電力
平均消費電力
上記のケースの一日2回動作を経過時間で平均すると一日 31.6mA程度の消費になります。
実際の動作時間(目安)
定期的にGPS測位を行ってデータをアップロードする場合に、送信周期によって、送信間隔の間に電源をシャットダウンして省電力モードにします。その一回のサイクルに166秒かかり、システムの再起動にはGPS測定時よりも大きな電力を消費しますので、4分以下の周期で測定が必要な場合は、間にシャットダウンを行うメリットがありません。
以下の表は送信間隔と動作時間の相関関係の目安を示しています。バッテリーが定格容量の額面通り100%使えた時の試算のため、経年劣化によるバッテリーの容量減の部分は換算してお考えください。
連続動作の場合は、一回のGPS測位に最低26.2秒間194mAの電流を必要とし、それ以外は115mAで待機できます。